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テック系PodCastとしての放送大学ラジオ (2015年 第1期)

近況

その中に、4月1日からラジオでどのような番組が放映されるのか、という番組表が付属している。実は、放送大学はradiko.jpで聴ける。そして、ちょっとハードではあるが、放送大学は情報系の授業も充実している。

最近ではいわゆるテック系のPodCastが増えている。そのあたりは、このまとめを見てもらってチェックしてほしい。自分が幾つか聞いてみた感じだと、喋りというのは、こういうブログで書く文章とは違ったドライブ感がある。また、最新の技術や話題に対し、雑談を含ませながら「こんなことが問題になっている」であったりとか、「こんなことができたらいいよね」という、いわば現場に寄った話題が多い印象がある。これは、エンジニアのラジオであるので、それはそうなりがちであるのは間違いない。

だが、もうちょっとハードな、原理的な話を聞く分においては、放送大学のラジオはおすすめだ。もちろん、これは授業なので幾分退屈なモノも多いかもしれない。これは放送大学のユーザーではないので、よくわからない、というのが正直なところだ。

とはいえ、番組表を見てるだけでも「面白そうだ」と思える講義が幾つか目に付いたので、四月から始まるラジオの番組表で、コンピューターに関連する授業のタイムラインを作ってみた。なんらかの録音器具がある人は、録音しておいて、通勤時間に聞くのもよいかもしれない。

ただ、シラバスをみた感じ、テキストがないと理解に苦しむような授業も多そうで、そういう場合は、あらためてテキストを入手するといったような柔軟性が求められる、と思う。

とにかく、ちょっと番組表からエンジニアっぽい授業をピックアップしてみた。もし機会があれば聞くのも一興だと思う。ラジオなら、作業しながらでも聴けるという強みがある。

月曜日

12時00分~12時45分

計算論

概要

まず、言語、文法とは何かを定義する。次にチョムスキーの定義した様々な形の文法を学び、それによってどんな言語が生成されるかをみる。次に計算という概念について初歩から解説する。言語を構成(計算)するための機械であるオートマトンの定義から始め、様々な種類のオートマトンの形を学ぶ。その後チューリング機械の定義をする。そして多くの計算が、チューリング機械の形で書くことができることを理解する。最後にアルゴリズムとは何かを考える。

14時30分~15時15分

知的創造サイクルの法システム

概要

本講義は、知的財産の創造、保護、活用に関する法システムを取り上げます。知的創造活動が知的財産権法制で保護される前後を含め、知的財産権法の二つの法体系の著作権法と産業財産権法と適宜に不正競争防止法等を比較対照しながら、知的創造サイクルの中における権利(人格的権利と経済的権利)のライフサイクルの関係から解説します。本講は、知的財産権法の個別法を逐条解説する手法をとらずに、知的財産権法制を広義にとらえた知的創造サイクルの法システムを鳥瞰します。

17時30分~18時15分

代数の考え方

概要

「代数」という言葉は中学校以来なじみのあるものだが、それが現代数学において意味する内容は、遙かに広い。本講義では、ごく初歩の中学・高校の内容から始めるが、見方としてはより高度な視点からそれを捉え直し、現代につながる内容へと導いていく。考え方の一つの柱は「幾何」との関係で、その代数化が「環」という代数構造と関わるさまを説明する。もう一つの柱は「代数方程式」から発した「群」という概念で、対称性の記述の道具としての位置づけをもつ。最後にそれらが融合され、物理などで応用されることを説明する。

火曜日

12時00分~12時45分

数理科学

概要

数理科学現象を理解するために、構造や生成過程を数学的手法を拠り所としてモデル化することは近年盛んに行われてきた。本講義では、離散方程式に注目し、数理モデルの中で数学的発想がどのように生かされているかを考察する。数学的理論の理解のために、応用例を多く取り入れたり、定理の可視化に数式処理ソフトMathematicaなどを利用したグラフィックスを組み込みながら、それぞれの数理モデルや数学的理論を解説する。離散方程式の高度な知識を仮定せずとも取り組めるように、微分方程式との比較をしながら議論を進める。

17時30分〜18時15分

統計学

概要

記述的な統計手法についてはすでに学習していることを前提として、統計解析の基本的な概念を深く理解したり、これから統計解析を実際に行ったりすることを目指す人々をターゲットとする。 内容としては、母集団と標本の関係をベースにして、信頼区間による推定方法や統計的検定などの統計的推測の基本的な概念について詳しく解説するとともに、回帰分析や因子分析などの多変量解析の手法の基本的な考えについて、その手法の特徴に焦点を当てて説明をする。

水曜日

ちなみに、4月1日からの放送は、ここから始まる。

7時30分~8時15分

自然言語処理

概要

日本語や英語などの自然言語は人間の知的活動の根幹をささえるメディアである。自然言語のコンピュータ処理に関する研究・技術分野を自然言語処理と呼ぶ。近年のコンピュータおよびコンピュータネットワークの進展とともに自然言語処理技術は劇的に進展し、ウェブサーチ、対話システム、機械翻訳などの応用システムが我々の日常に浸透しはじめている。本講では、その背後にある自然言語処理の仕組み、難しさ、今後の展開などを解説する。

14時30分~15時15分

日本の技術・政策・経営

概要

日本は、科学・技術立国を国の経営方針として、科学・技術により産業を振興し、国民生活の向上を図ろうとしている。国の政策は、どのような分野を推進し、それに関して基礎科学や基盤技術が、大学や産業においてどのように整備されていくのか、その現状を知るとともにその課題を考える。この科目は、日本の産業技術の歴史と現状からこれからの技術のための政策とそれを実現するための経営について、大学院で研究する上での手がかりを提供するものである。そこでは、科学・技術政策と産業の重点分野の動向及び研究開発支援体制を主に、政策から推進体制さらにその成果までを総括的に扱う。

16時00分~16時45分

情報ネットワーク

概要

情報通信技術の進展によってコンピュータのネットワーク化が進み、携帯電話の普及やインターネット利用の高まりにより社会的にも情報文化の面でも大きなインパクトを与えつつある。ここでは、情報通信ネットワークの基本技術について学習すると共に、情報通信システム、特に、インターネットに関連するサービスの概要について学習する。

17時30分~18時15分

健康と社会

概要

健康についての学問はこれまで「健康状態や病気についての生物医学」が主流であり、疾病や健康状態そのものの知識や理解が中心的である。しかし今後は「健康への力」を身につけていくことが求められるようになるだろう。このような時代の「健康への科学」は、行動科学、社会科学など社会諸科学がリンクしたものでなくてはならない。そして、保健医療の専門家でなく市民・住民の立場であっても、保健医療の主体者、または賢いユーザー、良識のある社会人として考え行動していく力を身につけることが必要となる。本講義では、そうした健康や病気と社会とのかかわりについて基礎的理解を深めるのと同時に、一社会人として健康や病気への積極的に対峙する力を育む内容とする。  この講義では、私たちの健康や生活をとりまくさまざまな社会状況について取り上げながら、納得のいく医療を受け、社会や環境を健康的によりよく変えていくための視点、考え方、行動、スキルについて、学生らが自分自身の問題として習得することを狙いとする。

22時15分~23時00分

コンピューティング

概要

計算という概念及びその数理的な性質を把握するとともに、計算の理論的な振舞と実際的な動きについて理解する。計算を記述し解析するためには計算をモデル化する必要があるが、主要な計算モデルのうち、状態遷移モデル、命令型計算モデル、関数型計算モデル、チューリング機械、ラムダ計算について理解する。現実世界での計算および計算システムの役割についても理解を深める。

木曜日

6時00分~6時45分

技術マネジメントの法システム

概要

産業、看護、情報などの教科科目の中の多くが、法規との関連の内容を含む。それらが対象とする法規を一つにまとめて総合科目として知識を提供することは、それら科目に関連する法規を重点的に理解するうえからも効率的である。本講義は、技術分野で関与する人間、情報、環境に関連する法システムの知識を技術マネジメントとの関連で提供する。本講義は、人的資源マネジメント、情報マネジメント、社会環境マネジメント等に関する法システムの個別な内容の解説とともに、それらを横断した観点からの説明も加える。

7時30分~8時15分

数値の処理と数値解析

概要

数学や物理で現れる方程式は、式が複雑になると答えを与える公式がない、あるいは簡単には答えが得られない場合も多い。このようなとき、コンピュータを用いて数値計算で解を求めるのが数値解析である。数値解析は、自然現象のシミュレーションやデータの分析、製品の設計や開発、信号処理や画像解析など、幅広い分野で利用されている。本講では、コンピュータを用いて数値計算を行うときに必要となる数値の表現や処理について理解する。また、各種の問題に応じた計算方法について基本的な手法を修得する。計算方法を記述するためのアルゴリズムやそれをコンピュータに指示するためのプログラムについても概説する。

16時00分~16時45分

技術経営の考え方

概要

新しい技術の急速な展開で、技術を取込む経営への関心が高まっている。本科目は、初学者に必要な基礎的知識を提供することを目的としている。これまで、ビジネス系のMBAでは、人的資源管理など経営実務に必要な専門知識とビジネスリーダーとして活躍できる論理的思考力に力点を置いていた。また、最近の潮流である技術系のMOTは、最先端の技術をどのように経営に活かすかを実践的に考えることに力を入れている。ここでは、MBAとMOTの各々が置いてきた力点を考慮し、これらに共有される技術イノベーションを取込む上で不可欠な知識をまとめることによって、より高い経営能力を身につける専門への入り口となることを目指している。

22時15分~23時00分

ソフトウェア工学

概要

今や情報システムは、電気・ガス・水道から交通システム、通信システム、あるいは経済関係の活動まで、ありとあらゆるものを支えるものとなっているが、その本質は、情報処理機械、すなわちコンピュータの中で稼動しているソフトウェアが担っている。ここでソフトウェアは一種の抽象概念であり、目に見えるものではないために、その存在は、その作成や運用に携わっている人々以外にはほとんど意識されることがない。ましてやその複雑さや構築の困難さに思いが及ぶこともないのが実情である。本科目では、このように特殊な存在であるソフトウェアをどのように作ればよいかという問題と対峙している「ソフトウェア工学」について学ぶ。 まず最初にソフトウェアの作成が「工学」を必要とする程に難しいタスクであることを学んだ後、ソフトウェア工学の概要をその発展の様子を含めて理解する。 情報学プログラムの学生を主なターゲットとするが、ソフトウェアやソフトウェア工学に関心を寄せる他コース・プログラムの学生も興味をもって理解できるように、先端的な内容も含めて平易に解説する。

24時00分~24時45分

ことばとメディア ―情報伝達の系譜―

概要

ヒトは、ことばによるやり取りに、様々なメディアを用いることで、その範囲を拡大・多様化してきただけでなく、本質的な変革を多岐にわたって成し遂げてきた。 ヒトが用いてきた、そして今用いている様々なメディアの実際例を取り上げ、それを、ことばによるやり取りという観点から分析・解説し、メディアとことばの関係を示すことによって、ヒトとヒトとの間の伝達の様々な容体の本質を考え、ことばによって支えられてきた、社会や文化の一端を考える手がかりを提供する。

金曜日

7時30分~8時15分

通信概論

概要

通信は現代のネットワーク社会の発展を支える重要な基盤といえる。通信の具体的な方法には物理学、数学などの様々な発見、発想から導かれた多くの工夫や検討結果が用いられている。本講義では、このような基本的で興味深いいくつかの考え方、工夫の基礎を学ぶことを通して通信全体を概観する。

16時00分~16時45分

解析入門

概要

1変数の実関数の微積分を学んだ次のステップとして、多変数の実関数の微積分および複素関数について学習します。多変数の実関数としては主として2変数関数を扱い、その可視化、微分、多項式近似、極値問題、積分、面積・体積の求め方などを考えます。次にその発展として複素関数の微積分を扱います。 実変数を複素変数に変えるだけですが、複素関数は実関数にない不思議な性質もっています。それらの性質を調べるとともに、応用として留数の原理にもとづく定積分の計算を紹介します。 全体に1変数の実関数の微積分を復習しつつ講義を進め、実際の応用例、計算方法、歴史的な背景などを交えて分かり易く解説します。

19時00分~19時45分

社会統計学入門

概要

現代社会において、それぞれの社会の実態や人々の行動・意識を明らかにすることを目的とした社会調査が数多く行われ、それに基づく分析結果がさまざまなメディアを通して提示されている。本講義では、社会調査に基づく分析結果を読みとるために必要となる統計学の基礎的な知識とともに、自分で分析を行おうと考えている履修者に対する分析の実践的側面も考慮した基本的・応用的な分析手法を扱う。 具体的には、データの基礎集計、標本に基づく推測統計、2変数間の関連分析、そして重回帰分析を中心として多変量解析の一部について解説していく。 講義の中では、実際のデータや分析例を紹介しつつ、必要に応じて統計量の計算手順も紹介していく。

土曜日

7時30分~8時15分

情報化社会と教育

概要

この授業は情報化社会における教育のあり方と問題点とを、多角的な視点から考えるものである。まず第1章では、情報と教育との間の関係を、その基礎的な意味に立ち戻って考える。続く第2章から第5章までは、高等教育を中心として、情報化社会のもつ意味と問題点とを考える。さらに第6章から10章までは、初等教育、中等教育の情報化社会への対応、授業での取り組み、そして第11章から15章までは、情報化社会における各学校段階でのメディア教育の内容と実態、メディア・リテラシーの実際とその意味を論じる。

10時30分~11時15分

睡眠と健康

概要

睡眠と覚醒によるリズムは生命現象の基盤にあり、睡眠は栄養や運動と並んで、健康を支える重要な要素である。したがって、睡眠は健康の維持増進に関わるライフスタイルの改善に必須であるばかりでなく、労働環境の改善、疾病予防や事故防止にとっても重要であると考えられる。新しい学問体系として、2002年に睡眠学は日本学術会議から提唱され、認知されつつある。本科目では、健康に関わる睡眠について、眠りのメカニズム等に関わる科学的アプローチ、睡眠に関連した疾病等の医学的アプローチ、睡眠障害の社会に及ぼす課題等の社会学的アプローチにより構成されている

日曜日

6時45分~7時30分

情報学の新展開

概要

情報社会と呼ばれる現代社会は、情報科学、情報工学という基盤の上に、情報システム学、情報社会学、情報経済学といった人間社会を扱う学問体系と、認知科学、生理学、人間科学などの人間の行動と特性を扱う学問、さらに国際社会や法体系、芸術分野の学問までの、幅広い知識体系に支えられている。現実的には、これらを基礎とした多種多様な情報環境が構築されてきており、私達の生活や社会を変えつつある。本科目ではこのような状況についての偏りのない教養を身につけるために、種々の事例を基本原理とともに解説し、広義かつ高度な情報リテラシーを学ぶ。

8時15分~9時00分

市民のための健康情報学入門

概要

私たちが健康的な生活を進めていくうえで、「情報」は必要不可欠なものとなっている。生活を送る上で私たちは様々な選択に迫られるが、こうした選択(意思決定)を助けてくれるのが情報である。かつて健康に関する情報は一部の専門家の手に握られており、私たち市民の手に渡るのは新聞やテレビや雑誌などを通じてしか手に入れることができなかった。しかし昨今はインターネットの発達によって大量の健康に関する情報を手に入れることができるようになり、よりよい意思決定に結び付つけるべく情報を見極めなければならなくなった。その一方で、私たち市民は保健医療のサービスを受ける際も、主体性を求められ、かつてのように医師をはじめとした専門家の判断に任せるのではなく、賢いサービスユーザー、良識ある一個の社会人として判断し行動することが求められるようになっている。この授業では、受講者が一社会人として健康に関する情報を探し、理解し、活用する力として近年脚光を浴びているヘルスリテラシーを身につけるべく、換言すれば「健康を決める力」をつけるべく、「情報」から「保健医療」さらに「コミュニティ(共同体)」にいたるまで健康にかかわる意思決定に役立つ知識やものの見方・考え方、そしてスキルを習得することをねらいとする。

9時00分~9時45分

情報社会の法と倫理

概要

インターネットの普及した今日の情報社会においては、画像、音声等の様々なコンテンツをはじめとする大量の情報を誰でも容易に発信できるようになっている。大量の情報発信が一部の専門家にゆだねられていた時代にはそれなりの秩序が保たれていたが、誰でも大量の情報発信が可能な時代を迎え、不適切な情報発信も数多く見受けられるようになっている。この講義では、コンテンツと密接に関係する著作権をはじめとする知的財産権や個人情報の保護等について学び、情報社会の一員として持つべき法と倫理についての基本的な理解と認識を身につける。

19時00分~19時45分

著作権法概論

概要

情報社会あるいは知識基盤社会と呼ばれる今日において、知的財産の創造を促進し、その有効かつ適切な活用を図る上で、知的財産権に関する法制度が重要な役割を果たす。知的財産権制度の中にあって、小説や音楽、レコード、映画、アニメ、プログラムなどの著作物等を保護する著作権法は、特定の職業に携わる方々のみならず、全ての人々にかかわる法律であり、この講義では、著作権制度の基本的な事項及び実際的な課題について総合的に学習を進めていく。

まとめ

というわけで、今回は「この辺りがエンジニアに興味がありそうな放送大学の授業かな」というのをピックアップした。案外まとめるのは大変だったけれど、何かピンとくるものがあれば、視聴したらいいと思う。どうせタダだし。どれだけ面白いか or つまらないかはわからないけれど、自分のためのメモとして、公開しておく。

今回は特に取り上げながったが、スタートアップなどに関わっている人たちでるならば、土曜日に「経営学」があったり、あるいは日曜日には「多様化時代の労働」と呼ばれる、マネージメント論も放映されるようだ。そのような人たちは、そちらも参考にしてほしい。

ちなみに、ただ番組表を見てそれをまとめるという作業は案外疲れることがわかったのもよかった。