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または私は如何にして心配するのを止めてバグを愛するようになったか

>> Zanmemo

あと何かあれは 「esehara あっと じーめーる」 か @esehara まで

宇宙ステーション上にFacebookを再現したらどうなるかが、コンセプトの『Redshirt』というゲームについて

自分はプログラマの他にぬるいゲーマーという顔もあり、Steam上では100個以上のゲームが既に詰んであり、さらにAndroidではガチャのように有料ゲームを購入しまくるという荒んだゲームプレイをプライベートでやっているのですが、最近、Steamで半額になっていた『Redshirt』というゲームが嫌な気持ちになったので、ご紹介しておきます。ちなみに光の戦士の職については全く興味ありません。

ちなみに、自分は自然に英語でやるのが当たり前になっているので気がつきませんでしたが、全部英語なので、その辺気になる人は、PLAYISMが日本語対応してくれることを祈りましょう(ちなみに、UNEPICというインディーズゲームが日本語になっているので、そっちもお薦め)

どんなゲーム?


Redshirt Trailer HD - YouTube

上のTrailerを見ればわかりやすい。前書きにも書いた通り、Facebookを模した「Spacebook」を舞台としている。

主人公は、清掃員でありながら、特殊な才能があるためか、仕事とイベントを駆使して、自分のスキルをあげて成り上がっていくのが基本。一応、160日で宇宙ステーションを脱出するが目的。つまり、どれだけ上手く人間関係を築いたとしても、宇宙ステーションがぶっ壊れるので意味がない。なんていうエゴイズム!(なんか友達と脱出するルートもあるらしい)

Facebookが舞台なので、やれることは基本的に少なく、「タイムラインに発言する」「Likeを付ける」「友達申請をする」「イベントを立てる」という他に、「仕事を探す」「買い物をする」がある。

ちなみに、これだけ熱っぽく紹介するのだが、海外のレビューの点数を集めた「MetaScore」の点数は100点中65点あたりとかなり低い。この点数の低さは、名作ゲームが大体80点、良作が75点ラインということを見るとかなり低い。それはそうで、そもそも自分も半額(9.9ドル)でも、内容的には高いと思ったクチだ。根っからの、こういうクソみたいなコンセプトが好きな人にしかお薦めしない。

ちなみに、この記事がアップされた2014.02.02時点で半額だから、間に合った人がいれば買えば良いんじゃね?という感じだ。オフィシャルサイトはこちらから

Redshirtのこんなところが嫌だ


Let's Try: Redshirt - YouTube

とはいえ、これだけだったら「ふーん」という感じだが、問題は宇宙ステーションの煮詰まった人間模様が生生しく表現されているので、やっていると嫌な気持ちになるイベントが多々ある。

例えば、Facebookあるあるとして、各種の色んな情報が出るのだが、彼らも仕事を探しており、たまに役職を拒絶されているステータスや、あるいは恋人と分かれたみたいなステータスが流れてくる。あとは人への悪口。そういうのに「いいね!」をすると、人間関係が悪化する。そういうのは流すなよ……と思うのが人の常だがしょうがない。

あと、Facebookらしく、「関係(恋人の隠喩だね)」も存在するのだが、既に恋人の関係を持っている人が、自分に「恋人になりませんか?」という申請を行っていたり、あるいは逆に浮気をされていたり。そして、浮気されたら何故か当事者二人と仲悪くなっていたり、気がついたら別れてよりを戻そうとして「お前な!」という気持ちになる。

そうそう、人間関係ネタでいうと、実はある役職に付くかどうかというのは、イベントによってスキルを磨くか、それとも人事採用に気に入られるかの二つのラインが在る。そう、人事採用の人に気に入られれば、スキルが低めでも採用してもらえる!そして、この逆のパターンも存在する。つまり、人事採用に悪印象を持たれていると採用されないのだ!

そして、さらに転職して、自分がつとめていたポストより良くなると同僚が嫉妬してきて、人間関係が悪化するのだ。ドロドロしてる!この嫉妬という概念がかなり厄介で、イベントに誘わなかっただけで嫉妬してくる。

このゲームには、「幸せ度」が存在し、それが仕事の質に決定する。例えばネガティヴな状態のまま仕事をすると、同僚の印象はダダすべりする。だから、出来るだけハッピーに生きないといけないわけだが、下手に敵を作ったりしていると、ガンガン「お前を呪ってやる」的なメッセージが送られてきたり、悪口が書かれて、モチベーションが悪化。そうすると仕事の質も下がるから、同僚の評価が悪化する(!!)。ソーシャルの人間関係が仕事に悪影響を与えるのも、リアルとはいいがたいが、なまなましい。アイテムを駆使してもポジティヴになることが出来ず、苦心することもある。

ちなみに、ゲーム上問題はないのだが、元カノがいつの間にか同僚になっていたり、役職の上の存在で、そこで悪化した関係がネックになるのも、リアルかはともかく、かなり煮詰まった人間関係が表現されて嫌。

で、面白いの?

Steamのゲームリンクはこちらから

ぶっちゃげ、面白いゲームしかやりたくないという人や、英語は嫌だという人にはお薦めできない。俺みたいに、変化球よりのゲームコンセプトの人なら、ニヤニヤ楽しめるが、しかし内容の割には高いと思うのが正直なところ。1000円なら辛うじて元がとれる、という感じ。あと、全体的にまだまだバグが残っていて、オートセーブだからいいものの、操作が出来ずにつんでしまう場所も多い。

また厳しいことを言うと、確かに100日目までは、どういう風に人間関係を作ろうか考えさせられるので楽しいのだが、100日目以降になると、急激に人間関係が狭くなり、なんだか作業ゲーになりさがってしまうのだ。その辺のしぼみかたも気になるっちゃ気になる。

しかし、にも関わらず、これに強烈な印象を覚えたのは、何はともあれ、こういう「あるあるネタ」を戯画的に表現し、なおかつゲームコンセプトとして上手くバランスとれていて、なるほどなーと感じたからだ。正直、システムとしては荒削りとしかいいようがないのだが、しかし、2作目が出てくるならやってみたいと感じさせてくれる部分はある。

そもそも、こういう嫌われるとか好かれるとか、そういうのは、やっぱりゲームの中で気軽にやるものだ。そういう意味で、このゲームは今の「ソーシャル」みたいなものを戯画的に描くと同時に「あー、向こうもソーシャル疲れって似たようなもんなんだな」という気にさせてくれる。そういう意味でいいゲームだった。