俺がさくっと筆記用具について語る・2013年夏
はじめに
今日はちょっとだけ自分の趣味について語ろうと思います。その趣味とは何か、というと「文房具語り」という奴です。
以前にも書いた通り、自分は文房具を見るのが好きだったりします。なぜ文房具が好きなのか、というと、それは人間が「気持ちよく書く」ということであったり、あるいは、知識を記録したり、メモしたりするという行為に対して具体的な形を与えるもの、そういうものが文房具だからです。
とはいえ、その「気持ちよく書く」という行為という単純な目的に対して、それにどのように接するのかということは、さまざまなので、色々な多様性があります。
で、こういう話というのは、他人から見たら「そんな細かいことを何で……」というこだわりになってしまうので、そういうところは生暖かい目で見て頂ければ幸いです。
0.5mmシャープペンに対する0.3mm派と0.7mm派
まず最初にシャープペンの話をしましょう。シャープペンというのは、基本的にペン先の太さが四種類くらいあります。0.3mm、0.5mm、0.7mm、0.9mmです。で、それ以上になると1.3mmとかあったりします。で、多くのシャープペンの場合は、0.5mmですね。
恐らく殆どの人は0.5mmを利用することが多いと思うのですが、0.5mmから、0.3mmと0.7mmに別れる。
自分の場合は、筆圧が高くて、割と早めに書くので、シャープペンの芯が折れやすいという問題が出てくる。なので、0.5mmより、もっと太いものを選ぶ傾向にあります。実は一時期のメインシャープペンは0.9mmを使っていたのですが、0.9mmは、割とシャープペンのシリーズの中では欠落していることがあったりするのが困る。あと、0.5mmでも折れるのに、0.3mmを使うなんてそりゃないわーみたいな気持ちではありました。
あともう一つ、0.9mmの問題として、基本的には「製図用」なんですね。用途としては。でも、速記用もあることにはある。この手としては、下の商品が有名。

プラチナ プレスマンシャープペン 速記用2B 0.9 MPS?200
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プレスマンの素晴らしいところは、その安さであるところだと思いますが、一方でグリップ部分がプラスチックであったりするので、あんまり長いこと使うと、ちょっとだるくなる。だから鉛筆用のグリップをつけていたりしていたこともありました。
グリップ付きという意味では、製図用ではあるのですが、下がおすすめだったりします。

ぺんてる グラフ1000 フォープロ 0.9mm PG1009
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こっちに関しては、例えばステッドラーという有名な文房具メーカーがあるのですが、この場合だと、鉄のグリップを使っていたりするわけですが、こっちの場合だと、ゴムのグリップを採用しています。実際に文房具屋にいって触ってみるとよくわかるのですが、なるほど質感はいいのですが、長時間使うことを考えるとゴムのほうがいいなーという感じです。
しかし、0.9にこだわらなければいいシャープペンもあります。例えば最近気に入ったものとしては、スマッシュでしょうか。

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これはグリップがブツブツになっていて、しかもそのゴムのかたさがいい塩梅なので、とても書きやすいですね。
消えるインク・フリクションの衝撃
文房具として、一つイノベーションがあったとしたら、消えるインクとしてのフリクションでしょう。ただ、黒以外のフリクションのインクが出揃ったというのが、個人的な感想です。
何で黒インク以外なのか。
というのは、フリクションの黒インクは、相対的に、他のボールペンや、あるいはシャープペンシルと比べた場合に、その薄さによって、ちょっと優位性に欠けてしまう、というところがポイントになるかと思います。
恐らく、ボールペン、サインペンを使う人というのは、黒のインクをハッキリ目立たせたいという気持ちがある人も多い気がします。それらに比べるとフリクションのインクはちょっと薄い。鉛筆やシャープペンと比べても、ちょっと存在感が薄い。
そこで、フリクションが最も輝くのは、黒インクではなく、いわゆる赤や青などの、黒以外のインクだ、というのが俺の見解です。
実は、消える色鉛筆というのもあります。

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しかし、色つきのもので、消えるもののほうが珍しいことを考えるならば、むしろ「消える」という優位性は、色付きのほうが高い、というのが個人的なフリクション語りです。
さらに言うと、知り合い漫画家がフリクションは、実は熱で消えることを発見し、漫画の下描きをして、ペン入れをしたあとに、コンロであぶるか、あるいはアイロンでフリクションを飛ばしていました。これは本当に目から鱗で、はっきりいうならば下描きに特化したペンであるといえるでしょう。だからこそ、フリクションシリーズの中で一番好きなのが、フリクション・いろえんぴつシリーズです。

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このように、さまざまな色がつかえ、それが全部使えるというのは素晴らしいことです。願わくば、フリクションでも下のような八色まとまったペンのシリーズが出れば、俺としては言うことなしです。

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付箋はカバー付きのを選ぶ
本を読む時は、
- 本にマーカーを引く
- 本に付箋を貼る
というどちらかのことをやる人も多いかと思われます。自分は以前は割とマーカーを引いたりしていました。というのも、線を引くことで、文章を確認していた側面があるのですが、今は「いま読んでわからないところ」をスタックするために、ペタペタ付箋を貼ったりしています。
昔から、付箋は使うことは使っていたのですが、いわゆる一般的な短冊形の付箋だったりすると、ポケットに入れたり、カバンに入れたりしていると、いつのまにか分離していて、カバンの中が悲惨なことになったりします。
そのあたりいいものはないものかなーと思って探していると、カバー付きの付箋があることに、最近気がつきました。しかも、気がつくと周りの人も皆使っていたという付箋です。

住友スリーエム(3M) ポスト・イット(R) ジョーブ透明見出し 40×10mm 混6色 683MH
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カバーをつけ、ティッシュみたいな形で展開できる形になっているので、ポケットの中で分解することもなく、また薄い形になっているので、しおりとしてもうってつけでなかなかいいので、ついでにいくつものこういうタイプの付箋を買ったのでした。これは本当に画期的。
ただ、この付箋、実は弱点もあって、側面がノリになっていたりするものだから、ほこりであったり、ゴミがついているときが非常に多いというのも、難点の一つかなと感じます。
ノート
ノートについても何か語ることがあるかなーとい思って考えてみたらあったあった、お勧めのノートの一つとしてカンガルーノートを薦めておきますよ。

- 出版社/メーカー: ミドリ
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これは中身を開いてみるとわかるとおり、一つ一つがポケットになっているわけですけれども、これが割と使いやすい。例えば、普段のアイデアメモなんかを京大カードとかでメモしていたりしたら、このノートでまとめてポケットにしまうという使い方なんかもありですね。

- 出版社/メーカー: コレクト
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あとあえて薦めるならば、figurareでしょうか。自分は思考をまとめるというよりも、構想をまとめるというタイプほうが好きですね。

アピカ フィグラーレ コンセプトフローノート SW133M A5 橙
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これは開いてみればわかるとおり、左がフリースペースになっており、右が罫線になっているという簡単なノートで、「あれ、こんな簡単なノートでいいんだろうか」と思うんだけれども、意外と使えるというのが印象。上にInputとか、Outputとか書いてあるけれども気にせずに、適当に使っています。
あと、基本的には、自分は(エクセルではないほうの)方眼用紙派なんですけれども、その中では、ニューシネモが一番使いやすいかなと思います。

マルマン A4 ノート ニーモシネ 5ミリ方眼罫 N180 ブラック
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あと、ノートというかMTGのときはコーネル式を採用してまとめています。あと、必要なときは必要なぶんだけ分割しています。
まとめ
というわけで、普段文房具について思っていることをさらりとまとめてみました。何か魅力的な道具に出会うことが出来たなら、この記事を書いた意味があったかなと思います。